このページでは
「頭皮が赤い原因とその解決策」
についてまとめてみました。
さらに解決策の一つとして
「頭皮が赤い方のためのおすすめシャンプー」
もご紹介します。
私は美容師という職業柄、お客様の頭皮が赤い方やまたはそれを気にしている方はとても多いなと感じています。
頭皮の色は信号機と同じで
- 青白く透明感がある頭皮は健康で
- 黄色の頭皮は注意で
- 赤い頭皮は危険です
赤い頭皮は放っておくと様々な頭皮トラブルを引き起こします。
このページを見ていただければ、頭皮が赤くなる原因がわかり、さらに青白くて透明感のある頭皮に近づけることができると思います。
ぜひ、参考にしてみてくださいね。
頭皮が赤い原因とその解決策
新陳代謝のバランスの崩れ
頭皮が赤くなっているのは、新陳代謝のバランスを失い、炎症を起こしているケースがあります。
では頭皮の新陳代謝のバランスを失う時とはどういう時でしょうか?
具体的に見ていきます。
1.疲れている時は頭皮にもろに出る
心身ともに疲れきっていると、頭皮にもろに出ます、本当に赤くなります。
疲れていることが頭皮が赤くなる一番の原因ではないでしょうか。
スケジュールの関係で、なかなか休めないかもしれません。
逆に言えば、しっかり休んで疲れが取れれば、頭皮の赤味も取れます。
簡単に言ってしまいますが、「休める時には休む」ですね。
2.食生活の乱れ
もちろんですが、口から入るもので身体は作られます。
頭皮も例外ではないです。
食事は大事です、バランスいい食事を心がけてくださいと言ったら、
「はいはい、そんなの当たり前のことだろ。」
そんな声が聞こえてきそうです。
では、もう少し具体的にどんな成分(食べ物)を摂り入れればいいかご提案したいと思います。
頭皮の新陳代謝のバランスを整えるためにフェリチンを摂り入れましょう。
フェリチンとは鉄分を貯蔵しておくタンクのようなものです。
フェリチンを多く含んだ食べ物を意識して取ると頭皮はもちろん、お肌の調子も見違えるほど良くなります。
私自身、毎日欠かさず摂るようにしたところ、肌の調子が良くなり、新陳代謝が活発になりました。
肌だけに肌感覚ですが、フェリチンは肌、頭皮に良いことは間違いないです。
では、フェリチンを多く含んだ食べ物とは、
- ひじき
- ほうれん草
です。手軽に摂れますね。
3.頭皮が硬い
頭皮には筋肉がありません。
自分で動かしてあげないと重力でどんどん下へ下がって行き、頭皮は硬くなっていきます。
硬い頭皮は栄養が行き届かず、新陳代謝のバランスも崩れます。
頭皮マッサージをしてあげる。
難しいことではありません、頭皮が動くように、柔らかくなればいいのです。
特に顔周り、頭頂部は硬くなりやすいので上に引き上げるようにマッサージして下さい。
シャンプーのついでに毎日少しでもマッサージすれば、かなり違ってきますよ。
頭皮が赤くなるのはヘアケア製品が原因
ここからは新陳代謝のバランスとはまた違う原因です。
普段使っているヘアケア製品が頭皮に合わずに赤くなってしまうという原因です。
4.頭皮に合わないシャンプー
頭皮に合わないシャンプーは一般的には刺激が強いシャンプーのことです。
シャンプーには主に3つに分けることができます。
刺激の強い順番で言うと、
- 高級アルコール系
- 石鹸シャンプー
- アミノ酸系
になります。
市販のシャンプーはほとんどが高級アルコール系シャンプーです。
もしかしたら、そのシャンプーが原因で頭皮が赤くなっているかもしれません。
ちなみに高級アルコール系シャンプーとは、裏の成分表で
- ラウレス硫酸 Na
- ラウレスー3硫酸 Na
- ラウレス硫酸アンモニウム
- ラウレス TEA
- ラウリル硫酸 Na
- ラウリル硫酸カリウム
- ラウリル硫酸アンモニウム
- パレスー3硫酸アンモニウム
- スルホコハク酸ラウレス2Na
- 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸 Na
- オレフィンスルホン酸 Na
- テトラデセンスルホン酸 Na
- etc.
と記載されています。
ただし、高級アルコール系が絶対ダメというわけではありませんし、アミノ酸シャンプーが絶対に良いとは限りません。
アミノ酸シャンプーは独特のヌメリがあって、頭皮に残りやすくそれが炎症になって赤くなることもあります。
また、シャンプーの中の洗浄成分以外の成分で反応して赤くなってしまうこともあります。
高級アルコール系シャンプーではなく、地肌に優しい、アミノ酸系シャンプーを使ってみると頭皮の赤味が消えることがあります。
ただし、アミノ酸系シャンプーはよく流すことです。
そして、洗浄成分以外の余計なものが入っていないシンプルな設計のシャンプーを選ぶことです。
高級アルコール系のシャンプーはさっぱりして、そっちの方が合う人もいます。
大切なのはシャンプーを使った後頭皮の状態がどうなっているのかよく観察することです。
また、石鹸シャンプーでも良いのですが、パーマ、カラーしている方はパーマが取れたり、カラーが落ちたりするので注意して下さい。
赤い頭皮におすすめのシャンプー
コタ セラ シャンプー
デリケートな頭皮用の薬用シャンプーです。
雑菌に繁殖を抑えてくれて、とてもマイルドな洗浄力です。
シュワルツコフ BCクア ヘア&スキャルプ ディープクレンジング
頭皮環境を整えてくれるシャンプーです。
頭皮の酸化を抑えてくれて、さっぱりした洗い上がりです。
ライオン オクト シャンプー
フケ・かゆみを抑える薬用シャンプーです。
頭皮のニオイが気になる方にもおすすめ。
5.アワックスを付けたまま寝たり、トリートメントを地肌に付けている
まあ、当たり前なんですが、ヘアワックスを付けたまま寝てしまうと頭皮に良くないですし、赤くなったりもします。
ヘアワックス自体、頭皮に良いものではないので…
トリートメントも頭皮にベッタリ付けては良くないです。
その日付けたヘアワックスはしっかり落としてから寝るようにしましょう。
トリートメントはシャンプー後に付けるタイプのものも洗い流さないタイプのもの毛先中心に付けて、頭皮には付けないでください。
雑菌が繁殖し、炎症を起こして赤くなる
頭皮に雑菌が繁殖すると炎症を起こし、赤くなる原因です。
頭皮の雑菌はフケやホコリをエサに勢いよく増殖するので正しく理解しておくことが必要です。
6.ドライヤーを使わずに濡れたままの髪で長時間いる
濡れた髪のままでいると頭皮に雑菌を繁殖させます。
シャンプー後はなるべく早くドライヤーで乾かすことです。
7.不衛生な枕を使っている
意外に頭皮が赤くなる原因に多いのが不衛生な枕を使っていることです。
不衛生な枕にはフケやホコリをエサに菌が大量に繁殖しています。
その枕に頭皮にくっつけていれば当然頭皮にも雑菌が繁殖します。
雑菌が繁殖した頭皮は炎症を起こし、赤くなってしまうという悪循環を引き起こすことになります。
枕は常に清潔に保つこと。
おすすめは綿100%の枕カバーを定期的に洗濯することです。
もちろん濡れた髪のまま枕に頭皮をくっつけるとより雑菌を繁殖させるので厳禁です。
頭皮の乾燥が原因
頭皮が乾燥しているとかゆみが出て無意識のうちに頭をかいていて毛細血管が拡張し赤くなっていることがあります。
放っておくと炎症して化膿したり、抜け毛の原因になってしまうので乾燥もしっかり対策しなければなりません。
8.空気が乾燥している
秋から冬にかけての乾燥ってすぐわかりますよね。
お肌だけでなく、頭皮も乾燥しています。
頭皮用ローションなどで、潤いを補ってあげるといいでしょう。
ハンドクリームや化粧水と一緒にで頭皮も外からの水分補給は効果絶大です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
頭皮が赤い原因は人それぞれ違うと思いますが、どれか思い当たることがありましたら、解決策を参考にしてみてください。
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